2012.07.01
坂井
『大規模修繕工事』始まりました!
昨年のコラム「家主様の目線で考える大規模修繕工事」でマンション等の建物の大規模修繕工事の必要性について触れましたが、今年は年明けから当社で管理をさせていただいている複数の賃貸物件で大規模修繕工事が始まっています。
大規模修繕工事は長期的には10年~15年程度(※地域・立地条件・構造等により異なる)の周期毎に実施することが理想的ですが、実施にあたっては数年前から着工時期などの大まかな計画を立案していきます。
また、実施予定時期の1~2年位前からは、大規模修繕工事の計画をより具体的にするために下記のように様々な準備に取り掛かっていきます。—————————-
【修繕の施行範囲の検討】
屋上防水、外壁、階段、廊下、エントランス等の共用部分のどこまでを工事範囲に含めるか【工事時期・工期】
どの時期に工事を行うか(梅雨や台風シーズンを避けるか)、どれくらいの期間が必要か【グレードアップ工事の有無】
建物の機能回復・現状維持を目的とするか。もしくは、防水性能の向上、外観の意匠変更等の付加価値の向上を含めて工事の仕様を決めるか【概算予算】
工事の仕様が決まったら、概算予算を試算する。等々。
—————————-一般的には、建物の規模が大きくなるとそれだけ事前の準備にも相応の時間が掛かります。
建築・修繕工事等の専門家では無い家主様・オーナー様が円滑に工事計画を立てて、実施に向けての準備を進めていくには、プロである管理会社との二人三脚による協力体制が必要となります。次回以降のコラムでは、引き続き着工準備から着工までのより具体的な流れについて、順を追ってご紹介していきたいと思います。
山陽地所株式会社
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- 坂井