2020.12.20
坂井
2021年、賃貸不動産管理業界は大きな変革が始まります!
今をさかのぼること7年前の2013年10月のブログで書きましたが、賃貸不動産管理の専門資格である『賃貸不動産経営管理士』は、いよいよ来年2021年6月の法施行によって民間資格から新たな国家資格になることが決定しているようです。
ここまでの流れは、私の予想していたよりも随分と時間が掛かりましたが、法の整備はそれだけ大変だということなんでしょう・・。
そして、賃貸不動産を管理する会社も、一定の規模の管理物件を扱うには国家の認定(登録制)が必要となります。この一定の規模については確定した情報を見つけられませんでしたが、どうも200戸以上の管理戸数(※)を受託する会社は登録が必要となるようです。
(※)単なる仲介等は含めず、維持管理を受託する等の一定基準が設けられるようです。
また、管理会社が登録制になると、そこには専任の管理業務資格者(賃貸不動産経営管理士)が必要になりますが、これについては法施行から5年間は経過措置として、『宅地建物取引士(宅建士)』も資格者とみなされるようです。
こちらのGoogle検索結果から、詳しく解説したサイトが表示されます
このような一連の専門化の流れは、賃貸不動産管理業界のレベルを底上げする目的があるのは当然ながら、大手管理会社のサブリース(※)に関する様々なトラブル抑制への対応の面も大きいようです。
(※)不動産会社などが賃貸物件を単に仲介するのではなく、本来の物件の貸主から不動産会社などが一括して物件を借り上げたうえ、自らが貸主となって転貸すること。詳しくはWikipedia参照。
いずれにせよ、国家の管理監督の下で登録を受け、管理会社がより専門的で安心できるプロ集団としての選別化が進むことは、賃貸不動産の家主さんだけでなく、借主さんも含めた多くの方々に賃貸物件及び管理会社選びの目安としてメリットがあるのではないでしょうか。
私は幸いにも2013年の試験に合格して『賃貸不動産経営管理士』の登録を受けていますが、この資格試験は年々と難しくなっているようで、国家資格化への強い意気込みが感じられます。
当社は営業マン(ウーマン)の全員が『宅建士』の資格保持者で、『賃貸不動産経営管理士』の資格取得者も複数名在籍しています。
これからは管理会社を選ぶ際の一つの基準となる『賃貸不動産経営管理士』の資格にも更に注目しながら、今まで以上にお客様にお喜びいただける総合管理のプロとして、2021年も一人一人の社員と共に更なる研鑽を重ねてまいります!!
- 坂井